もうすっかり秋ですねぇ~
私は秋が大好きです。
私の生まれた季節でもありますが、なんといっても「食欲の秋」。
秋といえば・・・まずは「柿」ですね。
そして、柿の中でも、ひときわ早く登場し、秋の訪れを告げるのが、「刀根柿」(とねがき)です。少し角張った平たい柿で「平核無柿」(ひらたねなしがき)にも似ています。というもの、この刀根柿、平核無から偶然生まれた品種だからです。
1959年、日本列島で猛威を振るった伊勢湾台風は紀伊半島に上陸します。奈良県で柿を育てていた、刀根淑民さんの柿畑の惨状も、それはひどいものだったそうです。「それでも柿を育てつづけよう」。刀根さんは台風で折れた平核無柿の根元から顔を出した若木に接木してみました。するとどうでしょう!数年後には、通常より半月ほど早く熟して、しかも甘味ものった実が付くようになったのです。
そして20年余りの紆余曲折を経て、この枝代わりの柿が新しい柿として認められることになりました。刀根柿の誕生です♪
柿にもいろいろな効能があります。ただ、柿は消化があまりよくなく、また、体を冷やす作用もあります。貧血や冷え性の方は、一度にたくさん食べるのは控えましょうね。
今朝はちょっぴり小さな幸せな味を頂いた気分です。
【柿の効能】
●ビタミンCが豊富
「柿が赤くなれば、医者が青くなる」と言われているくらい柿は健康食品です。
ビタミンCと言えば柑橘類と思われるかもしれませんが、柿にも豊富に含まれ、風邪の予防、血管の老化防止、シミ・ソバカスを予防する美容効果も期待できます。その他にも、ビタミンB1、B2、カロチン、ミネラル等を多く含んでいます。
●柿に含まれるビタミンCとタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出し、豊富なカリウムには利尿作用があり、「二日酔いには柿が良い」と言われています。
●タンニンが解毒作用
柿に含まれる渋みの原因であるタンニンには、毒蛇に噛まれた時の解毒作用があると言われています。
●柿の葉も利用
柿の葉にもビタミンC等が多く含まれていています。
このことから、柿の葉がお茶にして飲用されています。
また、柿の葉にはバイ菌を防ぐ作用があることから、「柿の葉寿司」の様に、寿司めしを柿の葉で包んで保存に役立てています。
コメント