私は毎年必ず最低2回は京都を訪れます。
4年ほど京都に住んでいたのもありますが、一番の理由は、何故か京都を訪れると元気が出てくるからです。
今年の1月。
毎年恒例の伏見稲荷大社への初詣の前に、少し時間があるので1つお寺めぐりをしようという話になりました。どこにしようかと迷っていると、ポスターに『大河「功名が辻」のゆかりの展示』という文字が。ということで、すぐに今回は「妙心寺」に決定しました。
さて、妙心寺へは京都駅から「山陰線」に乗り「花園駅」で下車。そこから、徒歩で5分程歩くと到着します。
妙心寺は京都洛西、太秦に位置し、東西500m、南北619m、広さ10万坪という広~いお寺で、開山は1360年頃 山無相大師で臨済宗妙心寺派の総本山である (全国に臨済宗のお寺は約3500もあるそうです)。
広~い境内には46の塔頭寺院があり、さながら寺の町にいるような感覚に陥ります。
びっくりしたのは、学生が自転車で境内を通学路にしているところです。
余りにも広い境内なので、入口のところで拝観の順番や、みどころなどを伺うことにしました。
また、妙心寺・東林院では丁度「小豆粥の会」が催されている模様。今日のお昼は「小豆粥の会」に決定!(このお話はまた明日にでも)
その日はあいにくの雨。時間もそれほどなかったので、妙心寺自体の法堂・浴室・鐘は絶対に見逃せないので、この3つを拝観することにしました。
拝観料は、500円。丁寧に説明もしてくれます。
法堂 雲龍図を拝観したときは、あまりの感動で興奮してしまいました。本物というものはこれほどに素晴らしいものだとつくづく感じました。
皆さんも京都に行かれたときには是非立ち寄られると良いのでは?
明日は、小豆粥の会について書いてみようかな・・・
□法堂 雲龍図 1656年狩野探幽作
妙心寺の法堂は1656年に再建された物で、その中の天井には周囲を霊雲で取り囲んだ円相内に八方にらみの龍が描かれている。法堂の天井は板が一面に張られた禅宗独特の平らな天井で鏡天井と言われる。そ の天井には必ず丸い形の龍が描かれることになっており、妙心寺の法堂の天井にも狩野 探幽が、霊雲に囲まれた円の中に黒雲の中から出現する巨龍を描いた。堂内のどの位 置にいても龍がにらんでいるように見える八方にらみの龍で、350年過ぎた今もそ の迫力は 衰えていない。龍は仏法を守護する空想上の獣とされている。妙心寺は謝礼に白銀200枚を出したが、狩野探幽は「謝礼と言うなら白銀千枚や 2千枚に値する」と言い、出された200枚の白銀を寺に喜捨したと伝えられてい る。
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